衝撃の事件から一年が経ちました

昨年のGWに忘れられない出来事がありました。
詳しくは天リフさんがまとめてくれているので、こちらの記事をご参照ください。

ルールを勘違いするな。星峠の死亡事故・星空の撮影ルールまたはマナーについて

この事件はとてもショックで、私に特別な想いを抱かせることになりました。

星空撮影をする人は増えました。これからも増えるでしょう。

星空撮影だけにとどまらず、人口が増えると必ず起こるのはマナーの問題です。

インターネットで調べればすぐ撮影地が見つかる時代です。人口が増えることは防ごうとしてもどうにもならないし、そもそも防ごうとする権利なんて誰にもないと思います。

でも、せめてこういった悲しい出来事をなくせるように何かできることはないだろうか。

「星空撮影塾」でもマナーについて触れています。

もちろん、運転中のライトについても。

もしマナーについて記載されている部分を亡くなった方に届けることができていたら
今もあの人はまだ生きていたかもしれない。救えたのかもしれない。

おかしな話かもしれませんが、本気でそんなことを考えまして
ものすごく責任を感じたのです。

そう考え、これまで以上に強く情報を発信しなければと思い
そのとき相談がきていた「星空撮影地105選」のお仕事を引き受けました。

正確には、マナー情報発信するためのツールとして利用させていただきました。
上記のような想いがあったので、表紙はあえて棚田の写真にしてます。

私がとった行動は賛否両論だと思います。

でも、これから星空撮影を始める人たちには危険なことに巻き込まれて欲しくなかったし
何よりあんな美しい場所で誰かが亡くなるということを根絶させたかった。同じことを繰り返して欲しくなかった。

冒頭のあいさつ、そこから数ページにわたるマナーのお話の一部分。

それが、私が本書で伝えたかったことのすべてです。

こんな個人的な想いで監修を担当して申し訳ない気持ちもあったのですが
出来上がった本を見て、入選者の作品があまりにも素晴らしくまとまっていたので
引き受けてよかったと感じました。私自身もこの本に救われた気がしています。

店頭・ネットで見かけたら、ぜひ手にとっていただけると嬉しいです。

今年はこんな状況ですから、事故現場には静かな時間が流れているのでしょう。
収束後の反動で、また何か起こるんじゃないかと無駄に心配してしまいますね。(スワン彗星もくるし)

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